2012年作 題「天ツ風ーアメツカゼー」F20号
(ー町田市 高ケ坂にてー)
2012年度 第19回町田市市展 入選作品
今回は東京の絵です。
東京はアスファルトだらけで、土の匂いや木の匂いを
感じる場所は少なく。
が、
ー感覚がにぶる私を一掃する風が吹いたー
この緑の窪地は、公園の造設で埋めらるところでしたが
なぜか埋め立ては進まなかった。
付近には湿地帯があり、縄文時代の住宅跡も。
何千年も前はもっと水があったのでしょう。
水と共に消えた縄文人。
丘陵地の下に残されたこの窪地には
何千年も前にはきっと水があったのでしょう。
ここを吹き抜ける風は、龍が通る如く。
木と窪地の湿気と合わさり吹く風が
教えてくれている。
水の大切さ。土の大切さ。木の大切さ。
この地が埋め立てられなかったのは
きっとこの風のおかげ。
未来にも吹いていますように。
これ以上自然が壊れないように…。
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