2011年作 題「盃(ハイ)」 F20号 津堂城山古墳にて

墳墓東側より夕暮れを望む。











    古墳とはお墓です。





    絵を描いていて古代の人がどういう心で造ったのかがわかったような気がしました。





    亡き人を想い、平和な日々を見守ってくれるように、ソラへと祈る。


    いつの時代も変わることのないソラへの祈り。
  




    父を亡くしたことで「祈る」という意味がわかりました。


    祈り、感謝する。感謝は日常へと還り、残され生きゆくものの力となる。




    
    古墳とはソラの力を盃のように受け、祈りを捧げる場所だったのだと思います。








 

  実際に墳墓東側からは方墳状の施設が発見されています。
  (絵でいうと左側あたりです。)




  この施設を中心に祭祀が行われたそうです。




  夕陽が沈む様はまさに祈りを捧げたくなるような光景です。 



inserted by FC2 system