2011年作 題「環(カン)ー津堂城山古墳よりニ上山を望むー」 F30号 第35回新日美展出品作
故郷、津堂城山古墳に根付く木々達。 元は石を積み上げた古墳。 古墳の気を吸い成長した木々達が 幾千年の時を経て、森をつくった。 古墳の一部でした。 故郷に帰ると、古墳を元の形に修復すると、 木が何本も何本も伐採されていた。 大好きな木でした。トンネルのように垂れ下がり そこを抜けると、遥か遠くに二上山が見えた。 今はもうこの木はありません。 二度目の帰省の頃でしょうか。 伐採された場所から小さな草花が芽吹いていた。 形は変われども この古墳が後世に残るように・・・。