2011年作 題「來(ライ)」ー二上山道自然鳥居ー F20号 津堂城山古墳、墳頂前方側から見える二上山。 古来大和では「ふたかみやま」と呼ばれ、 雄岳・雌岳の間に日が沈むことから 神聖視されてきた山。 その山の山道にこの木があった。 いつからこのような形なのだろう。きっと多くの人が 見たであろうこの木。 人知れず山奥で人々を待ち構える。 山道は幾千幾万の人が踏みしめた跡。 この木が朽ちてなくなっても、この道は残り 未来の人々がまた踏みしめていく。 この山もまた未来へ残るように・・・。